漆喰壁の力
調湿効果
左官壁は漆喰や珪藻土をはじめ、火山灰や炭を使ったものなど複数の種類があり、どれも調質効果に優れています。天然素材を使用した左官壁は「呼吸する壁」と言われており、余計な湿度を吸収して、室内の環境を快適に保ってくれるのです。また、湿度が快適に保たれることにより、寒い季節には室内が冷えにくくなったり、暑い季節には室内を涼しく感じさせたりする効果が期待できます。
近年では断熱性を重視した壁を作る傾向がありますが、通気性が悪くなるという事例が増えています。
通気性が悪くなると湿気を上手く逃がせないため、どんどん溜まっていって結露ができます。
そしてカビの発生にも繋がり、壁が早く傷んでしまうことがあるのです。
そのため、1年中快適な環境を維持したい!という場合には、漆喰や珪藻土を用いた施工がおすすめです。
ホルムアルデヒド吸着分解
左官壁は空気中のホルムアルデヒドを吸収・分解してくれる効果があります。
ホルムアルデヒドは化学物質の一種で毒性を持っており、僅かながら建材に含まれていることがあります。これにより、目や喉の痛みを感じたり、喘息のような症状が現れたりします。
これが「シックハウス症候群」の原因です。
しかし、左官壁の場合は天然素材を使用しているので、このような化学物質を放出することはありません。さらに、ホルムアルデヒド以外のイヤな臭いも吸収してくれますので、快適な空間を長期間維持できます。
生活臭・ペットの臭い・たばこの臭いなどでお困りの際は、状況に応じて最適なアドバイスをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
どこにでも合う壁にアレンジ
当社ではコテ模様やハケ引き仕上げ、扇仕上げやスポンジローラー仕上げなど、様々な模様をご用意しております。あらゆる素材を組み合わせることで、オリジナルの壁を作ることも可能です。
また、当社は一般のお客様だけではなく、店舗・企業様からのご依頼も承っております。和食店に似合う模様をはじめ、シンプルでおしゃれな模様、独創感のある模様など、幅広く対応いたします。
各お部屋の雰囲気に合わせて、お部屋ごとに模様を変えるも可能ですので、こだわりがある方は、ご遠慮なくお申し付けください。
お客様のご要望にお応えできるよう、綿密な打ち合わせを行い理想のイメージを実現させます。
漆喰壁の弱点
漆喰壁は抜群の機能性がある塗り壁として知られていますが、デメリットもあります。
まず、施工時のデメリットは、他の壁と比べると「海のような臭いがする」と感じる方がいらっしゃいます。施工直後の場合は自然素材特有の臭いを感じやすいかと思いますが、しばらくしたら臭いが薄れて消えていきます。
そして、メンテナンス性のデメリットは、液体を吸収しやすいことです。特にコーヒーなどの色の濃い液体をこぼしてしまうと、拭いただけでは色が落ちなくなることがあります。
このような場合は、中性洗剤を染み込ませた布で擦ったり、消しゴムを使ったりすることで汚れを落とせます。施工後も不明点や気になる点等ありましたらお気軽にご相談ください。